絞り「F値」の設定
Point
絞り「F値」はF8以上で
商品をしっかりと写すための機能、絞り「F値」
商品撮影では、その商品がはっきりと写っていることが大切です。この「はっきりと」をカメラの機能で調整するために「絞り(F値)」の設定をします。
一眼レフならカメラ上部のモニターに「F8」など「F」の後に数字が表示されていませんか。
(写真のカメラでは数字だけですね)
この数字が大きいほど「はっきりと」ぼかさずに商品を写すことができるようになります。
ちょっと難しいF値講座
F値は、次のように数字が変わり、シャッター速度と関連します。
F値: F1.4 – F2.8 – F4 – F5.6 – F8 – F11 – F16 - - -
シャッター速度: 速くなる ⇔ 遅くなる
はっきりと写すためにF値を大きくすればするほど、シャッター速度は遅くなるのでブレやすくなります。ブレなくするために、三脚があると便利!
絞り「F値」を設定する
かばんぐらいの大きさのものを「はっきりと」ぼかさずに撮影しやすくするためには、絞り「F値」は「F8」に合わせましょう。
F8でも商品の全体像がボヤけてしまう場合※に、絞り値を大きい方に変えますF8→F11、F16へと数字を大きくしましょう。
※商品の手前側はピントが合っているのに、奥側がボケている場合。奥側に長い商品や、小さいものを大きく写したいときにはボケやすくなります。
撮影の基礎知識まとめ
撮影の基本 まずはここからはじめよう。
>撮影用スペースを作る (雑貨・小物の撮影)
>【一眼レフカメラ】絶対に覚えたい!カメラの設定・使い方5つ
>【コンパクトカメラ】絶対に覚えたい!カメラの設定・使い方5+1つ
商品ごとの撮り方
>本
>アクセサリーの輝かせ方
>アクセサリーの輝きを、しっかりと撮影するためのコツ
写真加工(レタッチ)
>商品写真をレタッチ フォトショップビギナーズ編 〜3ステップで商品画像をきれいに〜
>これなら簡単!写真補正。Camera Raw フィルターを使った補正方法。new!
・Camera Raw フィルターのご紹介
・Camera Raw フィルターでの始め方から、保存方法
・Camera Raw フィルターで実践!写真補正
>Photoshopで、円の描き方。初心者でも簡単に!
撮影道具のこと
>カメラとレンズの準備
>三脚の準備
>窓からの光の上手な利用法 撮影しやすい光をつくる①
>あると便利な撮影道具
商品写真をより魅力的に・コラム
>撮影しやすい時間帯
>撮影用の道具を使った「撮影のための光」作り
>「レフ版」を使って明るさを調整
>背景は、商品の印象を変える 〜写真を魅力的に見せる簡単で効果的な方法〜
>背景紙の色の選び方
>商品に応じた様々なセット
>レンズの使い方 形を正確に写すために
>小さな雑貨のピントの合った商品画像の撮り方
>見づらい、わかりにくい商品写真とは?
>商品撮影では、カメラを使わない作業がある
カメラの機能をくわしく
>ISO感度
>撮影モードを選ぶ
>絞り値
>露出補正
>色合わせをするホワイトバランス機能 2つ
1. カメラにおまかせ「オートホワイトバランス」
2. 撮影に慣れてきたら、より厳密な「マニュアルホワイトバランス」